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GREEの真実 業績悪化 [IT企業]

ソーシャルゲーム大手のグリーは10月2日、約200程度の希望退職者を募集すると発表した

GREEといえばソーシャルゲームの大手企業。
2004年にGREE株式会社は設立され、IT時代の波に乗り急成長した会社だ。

名前の由来は社会心理学者のスタンレー・ミルグラムによる「Six Degrees of Separations」(六次の隔たり)から名付けられているとしている。これは「知り合いから知り合いへ人のつながりをたどっていくと、6回のつながりで世界の全ての人に行き着くことができる」という仮説であり、「ネットワークやコミュニケーションに代表されるインターネットの面白さ・便利さ・楽しさを新しく生み出していく存在でありたい」というメッセージが込められているとしている。

そのGREEが希望退職者を募集となれば、穏やかな話ではない。

何故GREEはこの施策の実施を行わなければならくなったのか?グリーは8月14日、2013年6月期通期決算を発表した。売上高は1522億3800万円(前期比4%減)、営業利益は486億1500万円(同41%減)、経常利益は532億5700万円(同35%減)、純利益は225億1400万円(同53%減)で減収減益とした。

何故こんなにも利益が減ったのか?
コンプガチャの廃止が一番の収益減の原因だ。
コンプガチャは景品表示法にすぐに抵触するものでは無かったが、
親の知らない所で、大金を注ぎ込んでしまう若年層ユーザーが多くいて問題になった。
ドル箱のコンプガチャのシステムを失ったGREEは業績を悪化させていった。

しかし業績が悪化したとは言っても、利益はまだまだ黒字だ。
何故このタイミングで希望退職者を募ったのか?

それには業績悪化させたもう一つの原因が関係した。

企業を急成長させるためにに「エンジニアを強引なまでに囲い込んだ

13年3月末のグリーの連結従業員はなんと前年の2倍強となる2555人だった。
グリー関係者も「多すぎる」と認めているように、膨れ上がった人件費が収益を圧迫している。
GREEはゲーム事業への依存度が高いため、「増えすぎた人員を吸収できない」(グリー関係者)という問題があった。

もちろんGREEのプログラムミスによる失敗もあった。

2012年4月26日から同年9月7日まで利用した未成年利用者733人が、1ヶ月の上限利用金額を大幅に超えて課金していたことが判明。プログラムの設定ミスが原因だとしている。
月額上限金額を超えた、超過課金額については全額返金した。

その後、社内調査で発覚してから4ヶ月もの間、対策を講じなかった点を
森雅子消費者相に問題視されて、
追加で調査したところ、超過課金額した人数は5000人を超える数になった。

以上のように、
「コンプガチャの廃止」
「無茶な増員」
「プログラムミス」
などがこの2年ほどの間に立て続けに起こったのである。

2013-10-3現在のGREEの株価はご覧の通り大暴落だ。

GREE.jpg

果たしてソーシャルゲーム界を席巻したGREEの巻き返しはあるのか?



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